· 

矢筈山整備

矢筈山(やはずやま)に向かう山道の整備をしてきました。矢筈山は水窪の街中からも良く見える両頭の山で、一方を長尾矢筈(なごうやはず)、もう一方を門谷矢筈(かどたにやはず)といいます。その見た目から、通称「ケツ山」ともいいます。

 

今回整備をした長尾矢筈の頂上には、近年まで長尾集落の人々が祀ってきた神社がありました。今では山のふもとに移設されていますが、当時はお祭りをするために集落の人が山を登りました。今でもその時に使われたモノレールがふもとから頂上まで続いています。お祭りなので当然お酒も入ったそうなのですが、標高1000mを超えるようなところでお酒を飲んで帰ってくるこtができる当時の人たちのパワーに驚かされます。

頂上からは、水窪の街が一望できます。

 

今回も、元国有林職員、元森林組合職員、元猟師といった地域の山をよく知る方々に同行させていただきました。ロープワークやナタの使い方、歩きやすい道の付け方など、山で必要になる色々なことを学ぶことができました。

 

自分の倍以上も歳が離れているのに、ツルハシやロープなどを抱えて、飄々と作業をしながら山を歩いていく姿を見ると、自分も背筋が伸びる思いがします。その上、頂上で配る全員分の柿をリュックに忍ばせていたりして、本当にびっくりします 笑。

紅葉もまだ残っていて、良い山歩きになりました。