地域の山のPR資料作成の下見もかねて水窪の常光寺山(1,438m)に登ってきました。山住登山口(1,100m程度)から登ると、ブナ、ミズナラ、クリ、シデ、ハリギリ、ホオ、ヒメシャラ、カエデ類など様々な樹種が入り混じる広葉樹林、少し歩くとスギ・ヒノキの人工林が一方の斜面に現れ、山頂が近くなるとウラジロモミ(?)などの天然の針葉樹も多く見られるようになってきます。アカヤシオやアセビといった低木も山頂付近に生育しています。
5月に登ったときには、バイケイソウとトリカブトの群生が見られたのですが、なぜかこの2ヵ月でバイケイソウはほとんど姿を消していました。そういう生活サイクルなんでしょうか。あれだけ林床を埋め尽くしていた立派な葉がなくなってしまうと景色が変わって見えます。花はまだ一部残っていました。
5月に来た時よりも緑は深まり、樹木が作り出すトンネルと苔むした岩々を楽しむことができました。
また、常光寺山には「行者場」というかつて修験者が修行をしたと言われる岩場があります。両側が厳しい崖になっている細い岩場の先端に仏像があるのですが、そこからの景色には足がすくみます。
常光寺山は水窪では一番と言っていいほど登りやすい山ですし、冬季と災害時を除けば登山口まで車でアクセスできます。
NPO山に生きる会HPの「みさくぼ100山」のページで地域の山々を紹介しているので興味がある方は是非。↓
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