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山の技術

登山道の木道が落ちてしまっていたため、NPO山に生きる会のメンバーの方々とともに架け替え作業を行いました。昔から山で仕事をしてきた皆さんの技術を近くで見させていただいてとても勉強になりました。木材の種類によって使用方法・使用箇所を変えたり、地形やもともとある木の根を利用してより丈夫な構造にしたりと何気ない作業に長年の経験が垣間見えました。

元のもう木道に使われていたカヤ材の内部が全く朽ちておらず、香りも強く残っていたのが非常に印象的でした。カヤ材やクリ材は水に強く耐久性が高いというのは林業や木材の勉強をしていると良く聞く話です。水窪の山の中にかかっている年代物の橋や木道もカヤ材やクリ材を使っていることが多く、実際に歩いてみてその耐久性を実感することも多いです。

ここで生活をしていると、学生時代に座学で学んだことを実感として復習できる場面に何度も遭遇するので、こういった感覚を味わえるのがとてもうれしいです。